先日に引き続き、材料調査です。
今回は化粧垂木の上に乗っている茅負と裏甲の調査です。
図面で赤色に塗った部分の材料です。
解体した材料を並べて写真撮影。
写真上部の等間隔に穴の空いた材料が、茅負です。
穴は、下の化粧垂木に釘で留めるために彫った、座彫というものです。
写真下部の溝のついた材料が裏甲。
溝は、正面に倒れ防止の材料を差し込む溝です。
化粧垂木と同様に、各材料の採寸、破損状況の確認、継手・仕口等の調査を行いました。
茅負上面の200年前の墨と通り番付
上から、「十」通り、「うノ廿三」、「うノ二」
です。
番付がきれいに残っていたため
垂木間の寸法等が判明し、200年前の姿に戻せるようになりました。
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sek stel (火曜日, 31 10月 2017 20:00)
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