専長寺修理工事もいよいよ佳境です。
先日までは、解体した材料の調査が
メインでしたが、今週から来月にかけ
て材料の修理及び取替材の加工が
始まっています。
上の写真は、軒付と裏甲の沿っている材料の加工です。反りあがりの材料は、
真っ直ぐなものを反らせるのではなく高さのある材料を反った形に加工して作ります。
上下の部材を正確に取り付けないと、
隙間から水が入り、現状の材料のように
腐ってしまいます。
大工さんの地味なカンナ掛けに感謝です。
化粧垂木も、かなり腐食が進み
3割程度を取り替えることになりました。
写真は、現状の材料と、新たに製作した材料です。
現状の材料は、腐った部分を落としたため
新規材よりかなり細くなっています。
化粧垂木が取り付く、隅木という材料は
現状のものを清掃のみでしたので
垂木の仕口は、同じ形で製作します。
化粧垂木のうち
元の材料が長いものは、
腐った部分を切断し
残りの部分を再加工して
再び垂木として使用します。
分かりにくいですが、
上の写真の、奥の部分を
垂木に再加工しています。
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ないき (月曜日, 02 6月 2014 09:05)
軒付と裏甲は、沿った材を加工ですか?
真っすぐを反せる、高さをあるを反せる!!