増築部分の解体

金沢市 寺町台伝統的建造物群保存地域内

玉泉寺修理工事

昨年から調査を進めて参りました、玉泉寺修理工事がいよいよ始まりました。

まずは、3~40年前に増築された部分を解体し、当初の形の調査を行います。

工事前の状況

手前に便所

左側に台所、浴室、勝手口が増築されていました。

ブルーシート下の柱の写真です。

解体前は化粧ボードが張ってあり、わからなかったのですが

解体が進むにつれて当初の痕跡等が現れてきます。

柱の中央に彫られた窪みは、

縁側の板を受ける板掛が取り付けられていたものだと思われます。

あるだろうと予想していた痕跡が出てくると、嬉しいです。

室内の解体状況

天井板と、内部リフォームで付いていた間仕切り壁を取り外しました。

天井裏に上がって調査していた材料ですが、解体してみると

思っていた以上に下がっていることがわかりました。

補強、修理の考えどころです。