T邸新築工事

基礎工事

建物で最も重要となる基礎工事。

配筋検査を行い、ミスのないようしっかりと工事を行っていきます。

建て方

T邸はオール土壁で設計されており

現代の住宅とは違い、壁に筋交いがありません。

そのため、建て方では細心の注意を払うことになります。

建物内部

筋交いの代わりに、通し貫といった横材を柱の間に取り付けていきます。

日本の伝統建築にのっとった構造です。

小舞掻き

土壁を塗る際に下地となる竹等を編んだ小舞と呼ばれるものです。

左官職人さんの腕の見せ所となります。

北國新聞5月10日朝刊

 

所属している石川県建築士会青年委員会で土壁塗りのワークショップを行いました。

 

竣工

正面は街並みに合わせた、伝統町家の様式です。

奥には土蔵風の棟を配置し、現代の町家を平面的にも提案いたしました。

街並みに配慮し、周囲の古い町家と高さを揃えています。

それにより、二階正面二室のの天井高さが多少低くなってしまいました。

玄関

奥には階段と正面の丸窓から明かりを取り入れることによって十分な明るさを確保しています。

キッチン

奥の土蔵の二階がキッチンになっています。

現代の町家といえども、生活に必要な部分はしっかりと作っていかないといけません。